単編「容疑者: 氷川大観 (横山きよしシリーズ)」

  • 2018.06.07 Thursday
  • 19:43





〜フィクションです〜







単身赴任が終了し 

横山きよしが自宅に帰郷すると


見知らぬ家族が住んでいた。




驚きすぎて 何者か尋ねると


「氷川大観と申します」..... とのこと。







きよしは、独身で 単身赴任中の自宅は

空き家だったはずである。


氷川家なんて、親類にはいないし

賃貸で勝手に自宅に住んでいるのか?





大家の連絡先を聞き出すと愕然とした。


「大家は、横山きよし」







身に覚えもない上、警察へ通報した。



不動産トラブルが多発していて

同様の事件の捜査線上に

為替(かわせ)不正の容疑者がいるらしい。






金融の「とばし」 が専門のブラック企業。


柴又の大手電機メーカーも

証券取引で被害を受けたようである。




手口は、簡単。


名を語り 他人にものを

勝手に貸し付け 利益を得る。








刑事は 被害者を無作為に

選んでいることに疑問を感じていた。



「横山きよし、氷川大観....... とばし....。」






犯人は、パズルのように電話帳で

調べているスパムまがいではないだろうか?









横山きよしは、母校である

関成(かんせい)大学で教鞭をとっている

同級生に相談を持ちかけた。








学内受付に尋ねると



あの教論になった同級生は行方不明になっており









職員室には、












彼のメガネだけ残され、






もぬけの殻だった。



















あとがき.........









やすし の せいせん  👓











家族万引き











単編「その男、横山きよし」

  • 2018.06.07 Thursday
  • 14:01







〜 フィクションです〜







横山きよしは、ごく普通のサラリーマン。


それほど目立たないが 大事な時に活躍して

周囲からは重宝がられた。



別に社内にも 敵がいるわけでもなく

かと言って、味方が多いわけでもない。







横山きよしは、最近


つけられている気がしていた。






監視されているというわけではなく、


巨漢の虚無僧のような男に心を覗かれている

気がするのである。





この感覚は、入社直後にも感じたことがある。

あの時は、たしか 会長が退任した転換期。






何食わぬ顔をして、あの時を演じていれば


社内の派閥問題に遭遇しなくても良いと考えていた。







そんなある日、






ポカをして 退職させられた元社員が


泥酔状態で会社に乱入してきた。


手には、灯油の一斗缶とライターを持っている。






「会長を出せ」と わめき散らし、

「俺が経営者だ」と狂言まで.....。

数時間後、会社はマスコミに取り囲まれた。



社内は、大混乱で警察車両も到着し

騒然となった。







あの虚無僧のイメージ通りの巨漢である。










逃げ遅れた 横山きよしは、

犯罪者と化した元社員について 知っていた。



たしか、合コンに1度同席し


相手女性の膝にお酒をこぼして 

女性陣に総スカンを食らった思い出。











突然、悲鳴が周囲に轟いた。





犯人の一斗缶が洋服に溢れ 自ら引火し









元社員は、 火だるまと化した。




















その日の外は、雷雨だった。









後日、


会長は 引退した。




















あとがき.......









横山きよしさんの冒険シリーズ。


関連作品「容疑者: 氷川大観 (冤罪劇)」











ホラーです。










単編「分裂風邪」

  • 2018.06.01 Friday
  • 02:26





〜フィクションです〜






病院で精神疾患の患者が自殺をした。



書き残されたメモには、


「虫が寄って来て、世界が歪んだ」と....。





無口な患者で アル中でもなく


それほど重度の精神疾患ではなかった。







定年退職前の履歴がカルテには

記載されていなかった。



家族もなく 保険調査員は、処理に困った。




まず 彼の定年前の職場を探し

情報を得る必要があった。



住居の周辺住人への聞き込みも

誰一人、存在さえ知らないとのこと。






看護婦の記憶だと、病室で深夜まで

タブレットばかり使っていたらしい。


しかし、自殺前夜にタブレットは破壊され

燃やされていた。







書き残された 「虫が.....。」


虫というのは、

コンピューターウイルスではないかと

気がつき始めた。





どう考えても 彼は精神異常ではなく


まるで病院へ 避難し

逃げ込んでいたようにも感じた。








保険会社へ 大使館員を名乗る人物が

あの男について事情聴取に訪れた。







こちらの方が調査に困っているくらいだが


どうやら 外交特権で

こちらからは質問はできないらしいが




推測では.....









世界的なハッカーが国防総省へ




攻撃を企てていたようである。




自殺者は世界的なハッカー。










目を疑ったのは、





手配書の顔が  別人であった。










翌日、



自殺者が所有していた住居が



火災に見舞われた。














数週間後、




保険調査員は



ワシントン支局へ  移動を命じられた。















あとがき.........








富岡八幡宮殺人事件


映画「十誡 (1923版)」











単編「続: 静かなるオカルト(仮題)」」

  • 2018.05.19 Saturday
  • 07:24





〜フィクションです〜







高校時代の同級生が歌手になり


コンサートがあるらしく公演チケットが送られてきた。



手紙がそえられていて、過激なファンに脅迫されている悩みが書かれていた。






公演当日、


用意されていた座席は最前列付近で 特に熱狂的な親衛隊で固められていた。



なぜか 新人の親衛隊に間違われ

写真撮影など 応援の雑用を否応なしに

命じられた。







馬鹿馬鹿しくなってきた頃、気がついた。


このジャッカル達は私を同性愛者だと......。








どうせなら このまま同性愛者のフリをして

友人を狙う殺し屋を探してやろうと決意した。









公演が始まり、中盤で


不審な行動をとるジャッカルが目に付いた。



手元には、3Dプリンターで作られた銃らしきものを手にしている。









すぐに警備員に大声をだしたのだが、

スピーカーの大音量で聞こえないようである。





仕方がないので 銃らしきものを取り上げようと手を伸ばすと 容疑者は 人混みへ逃げていった。






公演終了後、


友人の歌手の楽屋へ向かい事の起こりを説明し


 一緒に会場を後にした。







その直後に 






あの不審なジャッカルが忍び寄り


友人の喉元にナイフを切りつけ





現場は血だらけになり、犯人は 逃走。












友人は、声を失った。










外は 洪水になるほどの 





豪雨が続いた.......。

















あとがき.........









参照: 静かなる叫び
















ブレードランナー 龍兄虎弟


https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%A0/%E9%BE%8D%E5%85%84%E8%99%8E%E5%BC%9F













単編「けなげ」

  • 2018.04.29 Sunday
  • 07:32





〜フィクションです〜






救急病院に轢き逃げに遭った男が

搬送されてきた。



男は記憶喪失のようである。





突発性の記憶障害なのだが身元を

確認できるものがなく


わかっているのは、

体に彫られた刺青だけであった。






聖母マリアの反対側に三角形の

枠の中に名前らしきものが彫られていた。


「Love Sado」と.....。





佐渡なのか? 外国人の名前なのか?


とにかく 姓名不明、地名なのかも不明のまま

警察に捜査依頼することになった。







記憶喪失の男は、自分の「哀れさ」に

悲観にくれていたが


優しい警察官は その「健気さ」に

美しさを感じた。








気になるのは、もう1つの入れ墨。


神社で手を洗う道具のような

イラストが描かれていた。





女性捜査官は、閃いた。


それは 茶道の道具!









すぐに静岡県警と京都府警に連絡をし


25分後、身元が判明した。








男は、茶道の家元で 茶会が開かれる直前に


行方不明になっていたそうだ。







しかし、




身元が判明したのだが










男の記憶は戻らなかった。












女性捜査官は、男に不信感を抱いた。


















あとがき.......








UZI 密売のような 逆立ち。












身元不明者を歯科医が鑑定。














困るのは、「なりすまし」。




M 4.5 - 29km 

WSW of San Martin, 

Argentina

2018-04-28 20:49:57 
UTC 33.193°S   68.754°W













短編「出はなを挫く」

  • 2018.04.14 Saturday
  • 10:34






〜フィクションです〜






桜は、念願のお店をオープンすることになった。


節約してDIYな手創りの小さなお店。




小さいがゆえにネットショップと並行して営業。

つまり店舗は、小さなショールームなのだ。






ある日のこと、


いつも通り ネットショップを確認すると

別のお店がアドレスを使っていた。






問い合わせると更新日に引き落としされず

アドレスが 即日 他人のものになったと言うのだ。



仕方なく 別のアドレスに変えることにした。


ちなみに アドレスの購入者は

オーストラリアのブーツ店だった。









さらに数日後、




注文を受けて発送した購入者が

詐欺だったらしく、警察沙汰になった。


決済を請け負った信販会社は購入者の支払いを桜に肩代わりさせた。






身に覚えのない返済なのに 警察も 保険会社も

桜を助けようとはしなかった。




商品も、詐欺の代金もWで被害に遭い 

桜の店は閉店に追い込まれた。








桜は、人嫌いになりそうだった。









再び

穏やかな生活になり始めた頃、



店をしていた頃に仕入れた丸い時計が


遅れて 届いた。








しかし中身は、四角い時計だった。








差出人はオーストラリア人だったが




返品するどころか


気力も消え 桜は 開封さえしなかった。















数週間後



オーストラリア近辺で大地震がおこった。














8年後、




桜は 自分のための 時計を買った。














あとがき.......










「なんじ 人のものを盗むなかれ」












参照 : 弟の嫁












短編「推理小説家を探して」

  • 2018.04.07 Saturday
  • 02:54





〜フィクションです〜





巷では、大ベストセラー 「弟の嫁」という


推理小説が大ヒット。





しかし 作者は明かされていない。


ノーベル賞候補の話題まで持ち上がり


論争は、過熱するばかり。





あとがきに書かれた文章から


作家は 女性であるとの報道。






出版社のインスタグラムにも 作者から


女性的な写真が掲載され 人気は絶大に。







本のストーリーは、弟が愛人を殺害し


逃亡するのだが 焦点は 

残された妻の鬱病との戦いがテーマ。








ある日のこと、


書店祭りに 謎の作家が現れるとの


未確認情報が流れ


記録的な人だかりが集まった。






見本市のような巨大な会場では


人々が 犯人探しのように 作家の特定を試みた。






大きな黄色い声が聞こえれば 

人だかりが増え、


まるで 寺のお札取りにように

もみくちゃにされた。





中には 中年の男性が 女性ファンに


押されて殴られ 、あげく罵倒されていた。


額から血を流し、警察まで出動する始末。


(人混みでセクハラ騒動だそうだ。)









そして

イベント終了後も謎の作家のままであった。









後日


出版社から声明が発表された。









あの作家は、


もう文筆を出版しないとのこと。












それは、




ファンが 

弟の愛人に思えたから.....だそうだ。









署名された原文は、




まるで 流血のような 走り書きであった。
















あとがき........







作家さんの話、ミザリーではありません。









http://alan-smithee.com/?eid=5318










短編「怪奇バタン」

  • 2018.03.30 Friday
  • 15:39






〜フィクションです〜






よく晴れた土曜日の春の日、




隣のマンションに清掃員が入っていった。


プロの清掃員ということもあり 、

掃除の音が聞こえた。







しばらくして、車のドアを大きく閉める音。


清掃道具でも変えているのだろう。






が しかし、



「バタン...バタン....バタン.....バタン....。」






窓ガラスが割れるほどの


車のドアの開け閉めで


10秒刻みで1時間 その行動は続き、






毎週土曜日の午後  半年間、


その謎の行動が続いていった。








あまりに気持ちが悪いので


清掃風景をスマホで録画してやろうと考えた。





現れた車はワンボックスカーで、


二人の清掃員が車から現れ、



一人が清掃中に


相方が 車の開け閉め を始めた。







年齢は、60歳くらいで低身長な肥満型 、


髪の毛は薄く 東南アジア系にも思えた。




その行動は、まるで


操り人形のようで不気味そのものだった。









まるでもぬけの殻のように無心で


車のドアを思いっきり 開け閉めを し続け




相方の清掃員が完了すると


大仕事をこなした勢いで 他の現場へ向かった。








翌週、相変わらず 


怪奇バタン現象が始まったのだが







ついに



私の住むマンションの上階の住民が


ベランダから 「うるさい!」と怒鳴りつけた。








すると 清掃を辞め


逃げるように去っていった。







翌週から 騒音は無くなり


清掃員も変わったようだが、













向かいで建築工事が始まり




新たな怪奇バタンが始まった。
















その後、



水道下水工事は異常な回数が続いた。















あとがき.......









何だったんでしょうね?









わけがわかりませんが......。









「国有地? なんですかそれ。」










バタン教とか カルト宗教 なのかな。



受験も大変でしたね。







「絶好調、絶好調、絶好調、絶好調、.....。」









短編「1/11のユートピア」

  • 2018.03.27 Tuesday
  • 23:47





〜フィクションです〜







芸術大学の入学式も終了し



デッサンのゼミが行われた。







最初の顔合わせもあり 11人の生徒たちに



好きなデッサンを 書かせてみた。







前半と後半で 2回 書かせたのだが


一人の生徒が 前後半でクラスメイト二人と


同じ絵を描いた。








好きな絵なんて 何億通り以上 


頭に描けるはずだが







なぜ一人の生徒は 



前半に 生徒A、後半に 生徒Bと


同じ絵を描けたのか?








最初の授業なので



こっそり 覗いて 真似たのだろうか?










その生徒は、一体 何者なのか?














不思議なことに



真似られた生徒AとBは、








失語症の傾向があった。










先生は、



三人が消えたようなゼミに感じた。















あとがき........









答えは、裏切り者。











参照: 「3/25 滑狼 in グランド花月」











原因の考察


「カミ  ニホン ナイ  (<-> 偉大なり)」



http://wwws.warnerbros.co.jp/monsterz-movie/mobile/index.html










= 「Stap細胞は、ない!」











短編「生きている音楽」

  • 2018.03.23 Friday
  • 00:06







〜フィクションです〜







音楽の時間、悪ガキグループは

流行りのラップに夢中で

身に入らない。



質問をしても ラップで冷やかす回答。



クラシックなんて 


死んだ音楽のコピーバンド だと........。









音楽の先生は、こう質問した。





先生「今日の朝食は何だった?」

生徒「茹で卵とポテト、親父が屁こいてたぜ。」


会話は続き ......





クラス内は、大爆笑に包まれた。





先生は、きり出した。




先生「今の会話をオルガンで弾いてみろ!」



突然で困った生徒は、ゆわれたまま

弾いた。



そして繰り返し弾かせ



その他の生徒にも 異なる楽器で

即興でオーケストレーションを指示した。




演奏が続くに連れ

生徒達は 笑顔に変わっていった。





ホーンセッションの「屁」の部分がツボだったようだが







録音した演奏は、


まるで永遠に生き続ける

孔雀のようであった。







後日、


録音を聞いた校長は、生きている音楽に涙した。








もちろん


「親父の屁」のことは話していない。


















あとがき.......











題「キャリーネイション症候群」












DVがどうちゃら、

ワイドショーを見ると 主張側が

部下にDVしているように思えます。









精神科に処方される抗精神病薬が

効き目が切れて









暴力的になっているとしか思えないです。











......はっきり言うと ジャンキー。












極端なケースですが

DV主張に 違和感があり 精神鑑定が

必要なくらいだと思います。










「飲んだら乗るな!アクセルとブレーキ」






..... 視聴者 なめんなよ🐈










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