ラスベガス銃乱射事件
- 2017.10.04 Wednesday
- 02:01
パドック容疑者を銃乱射事件に駆り立てたものは何だったのか。
その足跡を追っても謎は深まるばかりだ。
ラスベガスから北東に120キロ離れた砂漠の町メスキート。
55歳以上の退職者を対象にしたコミュニティーに、容疑者の自宅はあった。
新しい感じがするこの家からは2日、警察が銃器19丁、数千発の弾薬、爆発物を押収した。
家宅捜索の際に引きはがされた車庫の扉は地面に置かれたままだ。
日が暮れると、コミュニティーの人通りは絶える。
容疑者宅の両隣には「取材お断り」の張り紙があった。
近所を散歩していた元軍人のゲリー・カルバーさん(64)は
「静かで安全。だからここに住んでいる。
あんな事件を起こす人間が住んでいたなんて信じられない」と話した。
容疑者のことは知らないという。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、
パドック容疑者は自分のことを「スノーバード」と呼んでいた。
渡り鳥のように冬の間だけ、暖かいネバダ州や西部アリゾナ州などで暮らす避寒者のことだ。
元会計士で、複数の不動産と飛行機2機を所有し、
ギャンブルとゴルフ、クルーズでの旅が趣味だった。離婚歴は2回あるが、犯罪歴はなかった。
同居していたフィリピン人の女性(62)は2003年からネバダ州に住んでおり、
北部レノのカジノで高額利用者の接客をしていたという。
一方、容疑者の父親ベンジャミン・パドック氏は1960年に銀行強盗をして逮捕され、
68年にテキサス州の刑務所から脱獄。
70年代に再逮捕されるまで、連邦捜査局(FBI)の「お尋ね者」だった。
当時の新聞には「過去の犯罪で銃を使い、
逮捕を逃れるために暴力を使い、サイコパスと診断されている。非常に危険」という
捜査官のコメントが掲載されている。
容疑者を含む4兄弟は父親は死んだと聞かされ、母親の手で育てられた。
南部フロリダ州に住む弟のエリック・パドック氏(55)は、
容疑者は不動産ビジネスで財をなしたと説明。
事件について「家族の上に隕石(いんせき)が落ちてきたようだ」とショックをあらわにした。
容疑者は他の兄弟とは疎遠だったとみられる。
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史上最悪のテロ事件。
フランス、イギリスに続き
断じて許されない狂気の犯行。
高級ホテルの上層階宿泊や、多数の銃器からも
計画的 無差別テロに思われる。
「許せない。」
PS:
【『ブレードランナー 2049』の前日譚】
「2048:ノーウェア・トゥ・ラン」