リュウグウの はやぶさ2 : VENOM

  • 2019.02.23 Saturday
  • 18:19












探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」への着陸に成功した22日、宇宙航空研究開発機構JAXA)の関係者が会見し、心境などを語った。主な内容は次の通り。

 津田雄一プロジェクトマネージャ「本日、人類の手が新しい小さな星に届いた。はやぶさ2からのデータを確認した結果、サンプル採取のための弾丸発射を含むタッチダウン(着地)が予定通り実施されたことを確認できた。こういう場を実現でき、非常に感謝している」

 佐伯孝尚プロジェクトエンジニア「タッチダウンでは探査機の運用を統括した。感想を一言で言うと、非常に疲れました。それとともに、本当にほっとしている。今回の運用は、チーム全体のしつこさが実ったと思う。訓練をしつこいほどやり、リュウグウ全体をしつこく観測して準備した。今日で終わりでなく、まだまだ続くが、同じようにしつこくリュウグウを攻略していきたい」

 照井冬人主幹研究開発員「あらゆる場面で高い精度を要求された。タッチダウンする場所が非常に狭く、ピンポイントで着陸しないといけない。関連したメーカーの技術者やJAXAの航法誘導制御チームの協力と努力と意欲がなければできなかった。このチームを非常に誇りに思う」

 −−小惑星探査は日本の強み。なぜ世界をリードできるのか

 津田「日本は昔から宇宙科学研究所を中心に小天体のミッションに興味を持ち続けてきた。その中で(先代の)はやぶさからは非常に多くを吸収している。小天体は、よく素性が分からないところにいきなり(探査機を)送り込まないと探査できない。工学と科学の綿密な協調で設計の絞り込みができるという土壌が、日本にはあるのだと思う」

 −−はやぶさとの関係は

 津田「はやぶさから受け継いだ部分を大切にして、はやぶさ2という名前をつけたが、はやぶさを全く超える成果を出すつもりで計画にあたってきた。今日成功させたピンポイントタッチダウンは、はやぶさができなかったことだ。そういう意味ではやぶさ2は、次につなげるたくさんの新しい成果を残せると思う」

 −−はやぶさ計画の責任者だったJAXAの川口淳一郎教授も管制室にいた

 津田「成功が確認できて川口先生と握手を交わしたとき、『初号機の借りは返しましたよ』とお伝えした。そのときは笑ってくれていた」

 −−今後の見通しは

 津田「今日の結果を整理してからスケジュールを確定しようと思うが、期間は限られている。6月末くらいまでには全部やりきりたい。7月にかかるかもしれないが。あと2回のタッチダウンをどうするかなどは週明け以降に決めて、皆さんにご報告できれば」

 −−今日はどんな心境で探査機を見守ったのか

 津田「技術者としては自分たちが設計したものへの自信はあるが、一方で技術者のさがというか、自分がやったことに疑いを持ち続けている、という意味で心配がずっと頭の中をめぐっていた。結果として何もなくいったことは本当に良かったが、不安は最後の最後まで尽きなかった」

 −−人類の宇宙探査にとってどんな意味があるか

 津田「小惑星という未知の天体に初めて出かけ、数メートルの精度で着陸できるのは非常に大きなステップアップだ。特に小惑星は資源とか、ときには地球に隕石(いんせき)として落ちて危害を与えるものとして注目されている。将来の宇宙探査の可能性を広げていくという意味で大きな一歩だ」

 −−探査の醍醐味(だいごみ)とは

 津田「本当に面白いですね。誰も行ったことのない場所で、やったことのないことをやる。それによってわれわれの知見が増えていく。こういうことに携われて本当に幸せだ。この魅力をどんどん伝えたい」









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小惑星「リュウグウ」の破片を採取した


はやぶさ2 は、いつ地球へ帰還するのか?














「2020年 帰還予定」



タッチダウンと呼ばれる今回のミッションは、あらかじめ決められていた地点から標本を採取し、直後に離陸するというもの。タッチダウンは22日午前8時過ぎに行われた。

はやぶさ2は今年6月、3年半の航行の末にリュウグウに到着した。帰還は2020年を予定している。

はやぶさ2には標本(サンプル)採取のための「サンプラーホーン」という装置が組み込まれている。タッチダウンの際、金属製の5グラムの弾丸が、秒速300メートルの速さで地表面に撃ち込まれる。

その弾丸の衝撃で放り出された岩石の破片がサンプラーホーンの中に納まるという仕組みだ。

高度20キロメートルの「ホームポジション」からの降下が始まったのは21日午後1時45分。予定よりも5時間遅れていたが、高度5キロメートルまでの降下速度を上げて、当初の降下計画に間に合わせた。















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