(特別編) 単編「Enemy of Asia」

  • 2018.07.20 Friday
  • 00:04






〜フィクションです〜







2009年夏の ある日のこと。





男は、どうしても欲しいスニーカーがあり


開店前にスポーツショップに並んでいた。


すでに数十人の列ができていた。




数時間後、自分の番の直前に


前の女性の知人らしき男が割り込み 売り切れ


目的のスニーカーが買えなかった。






それから9年間、



職場や人付き合いなど


あらゆることに  割り込みが続いた。






しかも毎回 同じ顔のタイプなのである。






その不審者、いつも気性が荒く凶暴で


怒鳴り散らしてくるのである。



現れるたび 経済は暴落を続けた。







男は ノイローゼ状態になり


自殺を考えていた。











自害前に神社にお参りに行くことにした。







すると案の定、鳥居の前であの不審者の割り込み。







聖域にまで出現し 急に馬鹿馬鹿しくなり 



男は 自殺を思いとどまった。













翌日、



突然 あの不審者が消えた。











テレビをつけ ニュースを見ると







あの不審者に似た 建築会社社長の 男が









自殺をしたと報道されていた。
















後日、





他県で大災害がおこった。















あとがき......








(参照) 



ノーベル 文学賞受賞

作家ジョゼ・サラマーゴの小説


『複製された男』

(原題:The Double, 2002年













割り込むのは、毎回 同じ顔 🌴










単編「あんたにズッコンバッコン」

  • 2018.07.13 Friday
  • 08:34






禁止ワードを変えて表現しています。



「Fack」 = 「ズッコンバッコン」 

「Shit , bitch」= 「うんこさん」 

「Motherfucker」= 「カマキリ」 







〜フィクションです〜








刑務所にて男が壁を叩いている。



A「ズッコンバッコン ズッコンバッコン」


B「うんこさん!どうしたんだ」






Aは世間が自分を不自由にして


刑務所で身動きをとれなくしていると

考えている。




Bは答えた。


B「カマキリ!ブラザーを集めてデモをするべきだ! 看守は うんこさん!!」







囚人を集めて インドのガンジーのように

非暴力で看守の暴力に

対抗しようと言うのである。






そして すぐに彼の情熱は浸透し組織化した。






A「よく集まった 我がカマキリたちよ!看守たちの罪を世間に知らしめるのだ!奴らは 、う〜んこさ〜ん!」



囚人たち「うんこさん、うんこさん、うんこさん」










看守たちの非人道的な暴力は


無抵抗な囚人により強くのしかかった。







抵抗を続けたAは独房に放り込まれた。









食事も与えられず Aは独房で叫び続けた。



A 「ズッコンバッコン、ズッコンバッコン」












抵抗を諦めた囚人たちの食事の席に



Aの叫び声が鳴り響いた。







A「お前らにズッコンバッコ〜ン、うんこさん」










いつしか 独房から 



「うんこさん」の声が鳴り止んだ。




 








彼は 刑務所から自由になったのだ。















あとがき.......









なぜ彼は 自由ではないか?












= (例) 食事中に 「💩さん」











単編「迷子」

  • 2018.07.10 Tuesday
  • 02:54





〜フィクションです〜







派出所に 迷子のお子さんが来た。




泣いていて 何も話さないが


小学校低学年くらいで外国籍のようである。




母国語からわかりそうだが全く話さない。






まず 失跡届けを調べ 空港警察にも

連絡を入れた。





次に 本署から婦警を呼んで、なでしてみたが


駄目だった。








どうしようもないので 催眠療法で


あらゆる言語で話しかけてみた。







すると カンボジアやタイの言語に反応した。


すぐに大使館に連絡を入れたが

失跡届けは出ていないと返答。








密入国者の家族 なのだろうか?







数日が経過し、婦警に心を許し始めた。









子供は、家族が心中したことを説明し始めた。


突然、狂気に陥った 父が家族を惨殺し


自分は逃げたと言うのである。








父親の身元が判明した。



移民し 会社から独立を勧められた父が


騙されたことに気がつき、酒に溺れ


 一家心中を試みたようである。








子供の父はまだ生きていると言うのである。


そして 恐怖で話せなかったそうだ。










子供の父は



独立し 小さな製薬会社を破綻させた。

















あとがき.....










先日、およそ6兆8,000億円の過去最高の企業買収を発表した武田薬品が、新社屋をお披露目した。


そこには、国際競争を生き残るための、さまざまな工夫があった。

明るく広々とした、真新しいビルのロビー。

その中央には、豊かな水をたたえたオブジェがあった。










ここは2日、お披露目された製薬大手・武田薬品工業の新社屋。

東京・日本橋に、総工費およそ660億円をかけて建てられた、このビル。

独特の内装をデザインしたのは、さまざまな企業のブランド戦略も手がける、クリエーティブディレクターの佐藤 可士和氏。












佐藤氏は「生きる力っていうのをコンセプトにしているんですけれども、武田っていうのは、日本発のグローバル企業なので、その日本らしさみたいなことを、すごく考えたんですね。なので、今回は漢字を使っていまして、いろいろ、その漢字をもとにインテリアに展開した」と話した。












フランス出身の社長をはじめ、経営陣の多くを外国人が占める武田。

激化する国際競争で生き残るため、これまで培った独自の価値観を、この社屋を通じて世界へ広げ、未来へつなぐ狙いがあるという。

さらにこの新社屋、社員の働き方改革を支援するための、さまざまな工夫がなされている。











デスクが並んでいるすぐ横には、ソファが置かれていて、くつろげるようになっていたり、ちょっとしたスペースで会議もできるようになっている。


窓際には、打ち合わせやリフレッシュにも使える、オープンなスペース。

さらに、立ち仕事と座り仕事を自由に切り替えて、集中力をアップさせられるよう、上げ下げ自在のデスクを全面導入した。

そして、あえて「カフェ」と名づけた社員食堂。










ランチタイムはもちろん、それ以外の時間にも、さまざまな目的で利用できるほか、混雑緩和のため、トレーを置くだけで自動で会計できるシステムも導入した。

武田グローバル本社 プロジェクト責任者・福富康浩氏は「ここで働く社員が生き生きと仕事できること、それとここを訪れる海外の方も含めたお客様が、『武田って面白いね』とか『武田ってエネルギーがあるね』と、そういうふうに感じていただきたいということですね」と話した。











5月には、アイルランドの製薬大手・シャイアーを、およそ6兆8,000億円で買収することを発表している武田。

グローバリズムと老舗企業としての伝統、そのバランスをどうとるのか、武田の新たな挑戦が始まる。








................










「武田は、アホなのか?」



http://alan-smithee.com/?eid=5424









詩篇「夏の息吹」

  • 2018.07.01 Sunday
  • 22:02






〜フィクションです〜







梅雨も明け、アパートの隣の部屋から 


屁の音が聞こえてくると



今年も夏が来たのだと気がつく。









開けっ放しのアパート。


また今年も 蚊やゴキブリが

出てくるのだろうか?



首を吊る前に 蚊帳でも買いに行こうか。









今年は、


キッチン周りに ゴキブリが居なくなる


スプレーを蒔くことにした。










翌日、


警察官がアパートの呼び鈴を鳴らした。











隣のオッサンが行方不明になったらしい。













罪の意識に苛まれ



未来の私の生活が変わる気がした。

















あとがき........








日本の夏です 🇯🇵











わんこ カワイイ 🐶









単編「容疑者: 氷川大観 (横山きよしシリーズ)」

  • 2018.06.07 Thursday
  • 19:43





〜フィクションです〜







単身赴任が終了し 

横山きよしが自宅に帰郷すると


見知らぬ家族が住んでいた。




驚きすぎて 何者か尋ねると


「氷川大観と申します」..... とのこと。







きよしは、独身で 単身赴任中の自宅は

空き家だったはずである。


氷川家なんて、親類にはいないし

賃貸で勝手に自宅に住んでいるのか?





大家の連絡先を聞き出すと愕然とした。


「大家は、横山きよし」







身に覚えもない上、警察へ通報した。



不動産トラブルが多発していて

同様の事件の捜査線上に

為替(かわせ)不正の容疑者がいるらしい。






金融の「とばし」 が専門のブラック企業。


柴又の大手電機メーカーも

証券取引で被害を受けたようである。




手口は、簡単。


名を語り 他人にものを

勝手に貸し付け 利益を得る。








刑事は 被害者を無作為に

選んでいることに疑問を感じていた。



「横山きよし、氷川大観....... とばし....。」






犯人は、パズルのように電話帳で

調べているスパムまがいではないだろうか?









横山きよしは、母校である

関成(かんせい)大学で教鞭をとっている

同級生に相談を持ちかけた。








学内受付に尋ねると



あの教論になった同級生は行方不明になっており









職員室には、












彼のメガネだけ残され、






もぬけの殻だった。



















あとがき.........









やすし の せいせん  👓











家族万引き











単編「その男、横山きよし」

  • 2018.06.07 Thursday
  • 14:01







〜 フィクションです〜







横山きよしは、ごく普通のサラリーマン。


それほど目立たないが 大事な時に活躍して

周囲からは重宝がられた。



別に社内にも 敵がいるわけでもなく

かと言って、味方が多いわけでもない。







横山きよしは、最近


つけられている気がしていた。






監視されているというわけではなく、


巨漢の虚無僧のような男に心を覗かれている

気がするのである。





この感覚は、入社直後にも感じたことがある。

あの時は、たしか 会長が退任した転換期。






何食わぬ顔をして、あの時を演じていれば


社内の派閥問題に遭遇しなくても良いと考えていた。







そんなある日、






ポカをして 退職させられた元社員が


泥酔状態で会社に乱入してきた。


手には、灯油の一斗缶とライターを持っている。






「会長を出せ」と わめき散らし、

「俺が経営者だ」と狂言まで.....。

数時間後、会社はマスコミに取り囲まれた。



社内は、大混乱で警察車両も到着し

騒然となった。







あの虚無僧のイメージ通りの巨漢である。










逃げ遅れた 横山きよしは、

犯罪者と化した元社員について 知っていた。



たしか、合コンに1度同席し


相手女性の膝にお酒をこぼして 

女性陣に総スカンを食らった思い出。











突然、悲鳴が周囲に轟いた。





犯人の一斗缶が洋服に溢れ 自ら引火し









元社員は、 火だるまと化した。




















その日の外は、雷雨だった。









後日、


会長は 引退した。




















あとがき.......









横山きよしさんの冒険シリーズ。


関連作品「容疑者: 氷川大観 (冤罪劇)」











ホラーです。










単編「分裂風邪」

  • 2018.06.01 Friday
  • 02:26





〜フィクションです〜






病院で精神疾患の患者が自殺をした。



書き残されたメモには、


「虫が寄って来て、世界が歪んだ」と....。





無口な患者で アル中でもなく


それほど重度の精神疾患ではなかった。







定年退職前の履歴がカルテには

記載されていなかった。



家族もなく 保険調査員は、処理に困った。




まず 彼の定年前の職場を探し

情報を得る必要があった。



住居の周辺住人への聞き込みも

誰一人、存在さえ知らないとのこと。






看護婦の記憶だと、病室で深夜まで

タブレットばかり使っていたらしい。


しかし、自殺前夜にタブレットは破壊され

燃やされていた。







書き残された 「虫が.....。」


虫というのは、

コンピューターウイルスではないかと

気がつき始めた。





どう考えても 彼は精神異常ではなく


まるで病院へ 避難し

逃げ込んでいたようにも感じた。








保険会社へ 大使館員を名乗る人物が

あの男について事情聴取に訪れた。







こちらの方が調査に困っているくらいだが


どうやら 外交特権で

こちらからは質問はできないらしいが




推測では.....









世界的なハッカーが国防総省へ




攻撃を企てていたようである。




自殺者は世界的なハッカー。










目を疑ったのは、





手配書の顔が  別人であった。










翌日、



自殺者が所有していた住居が



火災に見舞われた。














数週間後、




保険調査員は



ワシントン支局へ  移動を命じられた。















あとがき.........








富岡八幡宮殺人事件


映画「十誡 (1923版)」











単編「続: 静かなるオカルト(仮題)」」

  • 2018.05.19 Saturday
  • 07:24





〜フィクションです〜







高校時代の同級生が歌手になり


コンサートがあるらしく公演チケットが送られてきた。



手紙がそえられていて、過激なファンに脅迫されている悩みが書かれていた。






公演当日、


用意されていた座席は最前列付近で 特に熱狂的な親衛隊で固められていた。



なぜか 新人の親衛隊に間違われ

写真撮影など 応援の雑用を否応なしに

命じられた。







馬鹿馬鹿しくなってきた頃、気がついた。


このジャッカル達は私を同性愛者だと......。








どうせなら このまま同性愛者のフリをして

友人を狙う殺し屋を探してやろうと決意した。









公演が始まり、中盤で


不審な行動をとるジャッカルが目に付いた。



手元には、3Dプリンターで作られた銃らしきものを手にしている。









すぐに警備員に大声をだしたのだが、

スピーカーの大音量で聞こえないようである。





仕方がないので 銃らしきものを取り上げようと手を伸ばすと 容疑者は 人混みへ逃げていった。






公演終了後、


友人の歌手の楽屋へ向かい事の起こりを説明し


 一緒に会場を後にした。







その直後に 






あの不審なジャッカルが忍び寄り


友人の喉元にナイフを切りつけ





現場は血だらけになり、犯人は 逃走。












友人は、声を失った。










外は 洪水になるほどの 





豪雨が続いた.......。

















あとがき.........









参照: 静かなる叫び
















ブレードランナー 龍兄虎弟


https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%A0/%E9%BE%8D%E5%85%84%E8%99%8E%E5%BC%9F













単編「けなげ」

  • 2018.04.29 Sunday
  • 07:32





〜フィクションです〜






救急病院に轢き逃げに遭った男が

搬送されてきた。



男は記憶喪失のようである。





突発性の記憶障害なのだが身元を

確認できるものがなく


わかっているのは、

体に彫られた刺青だけであった。






聖母マリアの反対側に三角形の

枠の中に名前らしきものが彫られていた。


「Love Sado」と.....。





佐渡なのか? 外国人の名前なのか?


とにかく 姓名不明、地名なのかも不明のまま

警察に捜査依頼することになった。







記憶喪失の男は、自分の「哀れさ」に

悲観にくれていたが


優しい警察官は その「健気さ」に

美しさを感じた。








気になるのは、もう1つの入れ墨。


神社で手を洗う道具のような

イラストが描かれていた。





女性捜査官は、閃いた。


それは 茶道の道具!









すぐに静岡県警と京都府警に連絡をし


25分後、身元が判明した。








男は、茶道の家元で 茶会が開かれる直前に


行方不明になっていたそうだ。







しかし、




身元が判明したのだが










男の記憶は戻らなかった。












女性捜査官は、男に不信感を抱いた。


















あとがき.......








UZI 密売のような 逆立ち。












身元不明者を歯科医が鑑定。














困るのは、「なりすまし」。




M 4.5 - 29km 

WSW of San Martin, 

Argentina

2018-04-28 20:49:57 
UTC 33.193°S   68.754°W













短編「出はなを挫く」

  • 2018.04.14 Saturday
  • 10:34






〜フィクションです〜






桜は、念願のお店をオープンすることになった。


節約してDIYな手創りの小さなお店。




小さいがゆえにネットショップと並行して営業。

つまり店舗は、小さなショールームなのだ。






ある日のこと、


いつも通り ネットショップを確認すると

別のお店がアドレスを使っていた。






問い合わせると更新日に引き落としされず

アドレスが 即日 他人のものになったと言うのだ。



仕方なく 別のアドレスに変えることにした。


ちなみに アドレスの購入者は

オーストラリアのブーツ店だった。









さらに数日後、




注文を受けて発送した購入者が

詐欺だったらしく、警察沙汰になった。


決済を請け負った信販会社は購入者の支払いを桜に肩代わりさせた。






身に覚えのない返済なのに 警察も 保険会社も

桜を助けようとはしなかった。




商品も、詐欺の代金もWで被害に遭い 

桜の店は閉店に追い込まれた。








桜は、人嫌いになりそうだった。









再び

穏やかな生活になり始めた頃、



店をしていた頃に仕入れた丸い時計が


遅れて 届いた。








しかし中身は、四角い時計だった。








差出人はオーストラリア人だったが




返品するどころか


気力も消え 桜は 開封さえしなかった。















数週間後



オーストラリア近辺で大地震がおこった。














8年後、




桜は 自分のための 時計を買った。














あとがき.......










「なんじ 人のものを盗むなかれ」












参照 : 弟の嫁












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